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CMスタッフの日記

横浜市営地下鉄センター南駅で開院している生殖補助医療を専門にしたクリニックです。日々のクリニックでの出来事などをご紹介いたします。

【インキュベーターのお話】

インキュベーター?と初めて耳にする方もいらっしゃっると思います。
前回、培養液のお話でちょろっと出てきた単語です。

インキュベーターとは、細胞を培養しておく大事な機器です。
その庫内は、体内に近い環境にするため、稼動している間は[温度37.0℃,二酸化炭素濃度・窒素5%,湿度90%以上]が24時間365日保たれています。当院は万が一の非常時に備え、自家発電機装置を常備しております。

形はさまざまで、大型で複数の検体が培養可能なタイプや、ひとつの検体を個別で培養可能なタイプなどがあります。また、インキュベーター内に滅菌した水を置き加湿するもの、反対に無加湿のものがあります。
従来は加湿するインキュベーターが主流でしたが、無加湿のインキュベーターはそれと同等の有用性、または良好な成績がみられることが学会等報告され、ヒト胚の培養において普及してきています。

当院では、採卵した後の卵・受精卵の培養は個別培養(無加湿)で行っています。
個別培養することで、余計なインキュベーターの開閉による気相や培養液のpHの変化を妨げ、受精卵へのストレスを軽減します。また、無加湿なことで清潔を維持できることや、なにより取り違え防止にもなります。
しかし、培養液との相性があるため、精子は加湿型で管理するなど用途で異なります。

胚培養士Tより
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