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CMスタッフの日記

横浜市営地下鉄センター南駅で開院している生殖補助医療を専門にしたクリニックです。日々のクリニックでの出来事などをご紹介いたします。

【受精確認】

【受精確認】
当院での体外受精翌日に行う受精出来ているかの観察についてお話します。
卵子に精子が侵入することにより、減数分裂がさらに進行します。
<正常に受精した場合>
精子が侵入したサインとなる第二極体という細胞が放出され、雌性前核と雄性前核からなる前核が出現する
→2PN
<その他の受精>
・第二極体は放出するが、前核が片方のみの場合→1PN
・第二極体は放出するが、多精子受精(媒精した場合のみ)や核の異常分裂により前核が3個以上の場合→3PN
これらは通常2倍体のところ、1倍体や3倍体になってしまっています。
3倍体に関しては、生殖能をもてない為、胚が成長したとしてもその後赤ちゃんになれないので3PNと確認がとれた時点で培養を中止します。
・第二極体は放出するが、その後の反応がない場合→0PN
<未受精>
精子を卵子にふりかける(媒精) 一般体外受精を施行後、精子が侵入しなかった場合や、顕微授精により1つの精子を卵子に注入するも、反応がみられなっかった場合などにみられます

前核は、卵子へ精子進入後だいたい5時間後から出現しそこから20時間後に消失します。このように時間が限られている為、媒精や顕微授精をした翌朝に受精確認を行います。受精卵によっては、受精が早くその分前核が早く消失していまうものや、受精後反応が遅く、朝のタイミングで前核が確認できない場合もあります。

胚培養士Tより
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